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*ガメィ・デル・トラジメーノは、ウンブリアのトラジメーノ湖(ペルージュとモンテプルチアーノの
中間にある)周辺で栽培されている地場品種で、グルナッシュのこと。グルナッシュはサルデーニャではカンノナウ、ウンブリアではガメィ・デル・トラジメーノと呼ばれる。
醸造:プリニョーロ・ジェンティーレとガメィ・デル・トラジメーノは別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウは完全に除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセラシオンは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2 品種をブレンドして無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。


2022 ヴィンテージの収穫日は 2 品種とも 10/6。総生産量 2,000 本。アルコール度数は 13 度。2024 年 1 月時点の SO2 トータルは 27mg/l

「パッジョ」とは、古代イタリアの言葉で「*吟遊詩人(ぎんゆうしじん)」を意味します。
*中世のヨーロッパで恋愛歌や民衆的な歌を歌いながら諸国を遍歴した詩人音楽家。
パッジョのエチケットは、プロミスコのエチケットにいくつかの色を重ねたものです。ラベルの色合
いが中世の吟遊詩人の服を思い出させること。また、パッジオは中世の貴族の男性を意味することもあります。そして、パッジオは毎日の宮廷の雑事を手伝うことになっていました。それがこのワインの特徴を表しているとも思い、パッジオと命名したそうです。

パッジョ ヴィーノ・ロッソ イ・カンジャンティ2022【赤】品種:プリニョーロ・ジェンティーレ 50%、ガメィ・デル・トラジメーノ(グルナッシュ)50%

SKU: 22201
¥4,290 通常価格
¥3,647セール価格
色、味わい: 赤 ミディアムボディ
在庫なし
  • I Cangianti イ・カンジャンティは、ウンブリアとトスカーナの境界に誕生したユニークなワイナリーです。ワイナリーを運営するMatteo & Luca Stoppinin マッテオとルカのストッピーニ兄弟は、まだ22 歳と20 歳。学校でブドウ栽培やワインについて学んだことはなく、別の分野の勉強をしていました。しかし学業を修めた後、オフィスで働くよりも自然の中で自然と触れ合って働きたいと思い、家族と共に2019 年にワイナリー設立し、全くゼロからスタートしました。二人は、イタリアで数多く行われるワインのイベントに参加してワインを味わってみたものの、気分が悪くなることが多く、それで、誰もが味わえるナチュラルワイン造ろうと思い立ったのだそうです。もともと二人は自然が大好きでした。子供の頃に彼らの祖父母が伝統的なアーティザナル(職人的)な方法で自然なワインを造っていて、そこで多くのことを教えてもらったそうです。祖父母はペルージャ出身で、ウンブリアのブドウ畑で農薬を使わずに栽培したブドウをセメントタンクで醸
    造していました。アルコールは高くなく、飲みやすく、亜硫酸無添加で濾過もしていない、現在で言うヴァン・ド・ソワフでした。二人は、この祖父母が造っていた古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと思い、祖父母から受け継いだ伝統と教えを現代にアジャストさせてナチュラルワイン造りを始めたのです。ブドウ畑はウンブリアとの境界に近いヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノにあります。栽培面積は4ha で、全て借りている畑でプリニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ・グロッソ)を栽培しています。認証を受けていませんが栽培はビオロジックです。春先に畑の表土を耕耘し、ブドウの成⾧期には畝の間にカバークロップを自然に生やしています。ヴィノ・ノービレの中心にある畑ですが、二人はDOCG ワインには全く興味がなく、全てテーブルワインのカテゴリーにしてナチュラルワインを造っています。このため、赤ブドウと白ブドウを混醸し
    たキュヴェや、プリニョーロ・ジェンティーレのフリッツアンテなど、一昔前であれば考えられないとても自由なワイン造りをしています。栽培しているプリニョーロ・ジェンティーレとは別に、ウンブリアの地場品種であるガメィ・デル・トラジメーノ(グルナッシュ)をウンブリアのトラジメーノ湖の近くにある叔父のビオロジックのブドウ畑から購入。また、白ブドウのサン・コロンバーノとマルヴァシア・トスカーナは、シエナで、ビオで栽培をしている友人から、プリニョーロ・ジェンティーレのブドウと交換で譲ってもらっています。イ・カンジャンティの醸造所は自宅のあるウンブリアのペルージャにあります。自宅の地下の小さなカレージで醸造を行っています。このため、近所の人から「ガラジスト」と呼ばれています。醸造においては、亜硫酸や醸造添加物、化学製品を一切使用せずに、野生酵母で自発的に発酵を行い、無清澄、ノンフィルター、亜硫酸無添加で瓶詰めしています。Cangianti カンジャンティとは、『虹色』や『変化』を意味します。ナチュラルワインは、醸造や熟成過程、そして抜栓した後も、虹のように刻々と変化していきます。まるで小さな赤ちゃんの
    世話をするように見守らなければならないことから『カンジャンティ』と命名されました。各キュヴェのエチケットは、家族一人一人にインスピレーションを得て、Davide Fascia ダヴィデ・ファッシャ
    というストリートアーティストが描いたもので、それぞれ家族一人一人のポートレートのイラストになっています。ワインは既にアメリカ、イギリス、デンマーク、オーストラリアに輸出されています。

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