魅力的でエレガントなスタイルで造られ、深いクレームドカシス・フルーツと春の花が混ざり合い、豊かさと深みのあるしっかりとした内核がありますが、ここでも非常に甘いタンニンと印象的なミネラル感とエレガンスがあります。最近の瓶詰めを考えると、最も魅惑的なシャトー・マルゴーの1つであるこのブレンドは、カベルネソーヴィニヨン87%、メルロー10%%、残りの少量のカベルネフランとプティヴェルドのブレンド
シャトー マルゴー 2008 【赤】品種:カベルネ・ソーヴィニョン87%、メルロー10%、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド3%
1855年の格付け以来5大シャトーの先頭を争うエレガントなボルドーワイン。パリ万博の際に行われた格付けでは、最高級の格付け第一級を獲得。さらに、その際に行われた20点満点のテイスティングでは唯一満点評価を受け、名実ともにボルドーワインの頂点へ登り詰めました。30年にわたりシャトー・マルゴーの最高醸造責任者を務めた故ポール・ポンタリエ氏は、シャトー・マルゴーを「ベルベットの手袋の中の鋼鉄の拳」と表現。そのように女性らしくも力強さを秘めたワインと形容される理由は、第1に優雅で香り高い、マルゴー特有のエレガンス。それに加えて、たっぷりとした果実味と豊富なタンニンを備えていることからです。ワイン愛好家を虜にするシャトー・マルゴーは、2006年からマルゴー特有のエレガンスを最大限に引き出す為、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高めており、造られるワインも新樽比率100%というこだわり。また収穫においても選果をさらに厳しくし、ファースト・ラベルに使われるブドウは全体の僅か35%前後です。最高のテロワールで育ち、極めて厳しい選果をクリアした珠玉のブドウだけをグラン・ヴァンに使用しています。ポンタリエ氏が「上質なブドウ果実が手に入れば、醸造はその最高の表現を引き出すことに全力を尽くすだけだ」と語るように、最高のテロワールで最上のものを造るために、栽培から醸造まで全てを徹底しています。そうして生み出されるのがグラン・ヴァン、シャトー・マルゴーなのです。