無農薬栽培で丁寧に育てたピクプール 100%のワインです。ピクプール・ド・ピネというエリアは地中海からわずか 6km で潮の香りをたっぷり含んだ海風が心地良く吹きつけます。クリアな麦藁色でレモンやグレープフルーツの爽やかな香りが広がり、塩味を感じる豊かなミネラルと芳醇な果実味がボリューム感をもたらし、キレの良い酸が全体をまとめ、旬の魚介類にもぴったりな味わいです。
ピクプール ド ピネ 2023 ドメーヌ・アザン 【白】品種:ピクプール 海から6kmの畑で造られる切れの良い辛口白
南仏の中心都市モンペリエから南西15㎞ピクプール・ド・ピネというエリア。海からわずか6キロしか離れておらず、地中海からの潮の香りをたっぷり含 んだ海風が心地よく吹きつける場所にドメーヌアザンはあります。1985年からビオロジック栽培に取り組んできたオリヴィエと妻フロリアンヌは少しずつ栽 培面積を増やし、特にこのエリアの名前そのものであるピクプール品種と砂を含んだ石灰質の土壌がとても相性がよいと気づき、そのポテンシャルに目 を付け始めていました。幸運なことにさらさらと乾燥した気候と、風による防虫効果も手伝ってごく自然にケミカルな物を使わない農業ができていると 言います。「昔はリンゴ農家でした。知っていますか?りんごってとてもたくさん農薬を使わないといけないんです。その現実といつも闘っていました。農 薬を使わない農業を考えリンゴではなくブドウに転換したんですよ」今は自分たちのワインから自家製マールを作り1年間寝かせコンポストにし、漉き 込むことで豊かな土を育てるまでになりました。 今一番注力しているのは、やはりピクプール。70haのうち2010年現在で17haありますが、毎年少しずつその割合を増やしているのだそうです。「海に 近いこの土地の食べ物とよく合うようにできあがるんです、不思議とね」車を少し走らせれば、海沿いの街らしく魚屋やオイスターバー (「今そこであがり ました」といわんばかりの新鮮な数種類の牡蠣が並び、横に「レモン€1」などと書かれている屋台。おばちゃんに自分たちの食べる分だけオーダーする スタイル)がいくつもあり、必ずと言って良いほどそこにはピクプールのボトルが並んでいるのです。そんなに遠くなく、畑の向こうには地中海が見え、空の 色と繋がり紺碧の世界を作り出します。そこで光を浴びたブドウがきらきら輝く、そんな自然色一杯のドメーヌです。