2024 年にボージョレの買いブドウで醸造した一度限りのガメイのキュヴェ。
アペラシオン:Vin de France ヴァン・ド・フランス
*醸造所(トレニー)が AOC 域内ではないためヴァン・ド・フランス格付けになっています。
品種:ガメイ 100%
モルゴンの南東の村 Belleville-en-Beaujolais ベルヴィル・アン・ボジョレーのビオロジックの
造り手の AOC ボージョレ域内のブドウを厳選して購入して醸造。
醸造:手摘みで収穫したブドウを 1/3 全房で、グラスウールのタンクで野生酵母で自発的
に発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物
は一切付け加えずに醸造する。果皮浸漬はアンフュージヨン(煎じる)のみ 12 日間。圧
搾後、ステンレスタンクに移し、自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2 は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め
前に限り必要最小限のみ添加。
2024 ヴィンテージは 9月17日に収穫。生産量は 4,182本。2025年5月の分析では SO2
は検出されず。アルコール度数 12.5 度。
キュヴェ名の『Eos エオス』とはギリシャ神話に登場する暁(オロール)を司る女神のことで
す。古代ギリシャ語で、エオスとは『暁』という意味です。この女神の名前の響きと象徴性か
ら、このように命名したそうです。
エオス ラファエル・ギュイヨ 【赤】品種:ガメイ 100% 生産量: 4,182本。SO2無添加 注目の34才の女性醸造家
久しぶりに北ブルゴーニュに登場した新星 ナチュラルワインが日本に輸入され始めて四半世紀が経ちました。その間に造り手の技 術がどんどん向上し、現在はオフフレーバーのないナチュラルワインが増えてきました。そのこと を特に実感するのはミレニアル世代とそれ以降のさらに新しい世代の造り手達のワインを味 わった時です。そんな中、北ブルゴーニュにも新しいナチュラルワインの造り手が登場しました。 ラファエル・ギュイヨ、1991 年生まれのミレニアル世代の女性です。 透明感とピュアさが際立つ現代的味わい ブルゴーニュ生まれのラファエルは、シャトー・ド・ベル、グランジュ・ティフェーヌ、シリル・ファ ル、ティボー・リジェ・ベレール、ジョージアのニカ・バヒアとラマズ・ニコラゼなどで研鑽。自身で もナチュラルワインを造りたいと思い、ミクロネゴスを設立し、本拠を置くシャブリの南東のトレ ニー村で、同じヨンヌ県のビオで栽培されたブドウからナチュラルワインを造り始めました。彼 女のワインは、透明感とピュアさが際立った、とてもキレイで現代的な味わいです。2019 ヴィ ンテージからはドメーヌの自社畑のブドウからのキュヴェも造り始めました。
Raphaëlle Guyot ラファエル・ギュイヨは 1991 年生まれのミレニアル世代のナチュラルワイ ンの造り手です。高校卒業後、シャトー・ド・ベル(アテナイス・ド・ベル)、ラ・グランジュ・テ ィフェーヌ、シリル・ファル(クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ)、ティボー・リジェ・ベレール、ニカ・ バヒア(ジョージア・カヘティ地区)、ラマズ・ニコラゼ(ジョージア・イメレティ地区)などで 研鑽。並行してボーヌの CFPPA(農業專門教育センター)で栽培と醸造を修めました。 ブルゴーニュ生まれのラファエルは、畑は所有していませんでしたが、自身でもナチュラルワイ ンを造りたいと思い、2016 年にコート・ド・ニュイのコンブランシアンにミクロネゴスを設立。購 入したブドウから、一度限りのキュヴとして 2016 ヴィンテージのワインを 3 種類造りました。 その後、ヨンヌ県、シャブリの南東にある Treigny トレニー村に本拠を移しました。そして、 2018 ヴィンテージからは、新たに同じヨンヌ県のビオで栽培を行っている知人ドメーヌからブ ドウを購入して、生まれ故郷であるヨンヌ産にこだわったナチュラルワイン造りをしています。 また、2018 年の秋に地元の引退するヴィニュロンから、ピノ・ノワールが栽培されている 1.5 ヘ クタールの畑を引き継ぎ、ドメーヌとしての栽培と醸造も始めました。2020 年の春にはピノ・ ノワール(リュー・ディ ロビネット)の隣の 0.75 ヘクタールの区画にシャルドネを植樹。2023 年で初めてシャルドネを収穫。今年ドメーヌ物として初リリースしました。また、ラファエルはブ ドウ畑の近くにある 75ha の農場も引き継ぎ、小麦やエンバクなどの穀物を撒き、牧草地と 穀物をビオロジックで栽培することも計画しています。
ドメーヌの畑はブルゴーニュと同じ石灰質の岩盤上にあります。またガレと呼ばれる小石 が転がっています。この石が昼に太陽の熱を集めて保温効果を高めて、ブドウの熟成を促 進してくれます。畑はビオディナミで耕作されています。将来的にはブドウ以外にも果物や 花、樹木を畑に植えたり、生け垣を作ったり、ミツバチを飼ったりして、生物多様性の豊か な畑にする予定です。さらにゆくゆくは、ビオディナミに続いて世界的に注目されているアグロ フォレストリーも導入する計画です。アグロフォレストリーとは、農業(Agriculture)と林業 (Forestry)を組み合わせた造語で、お互いの恩恵を最大限に利用しながら豊かな森を育 むサステナブルな農業です。大きな特徴は、従来のように森を切り開いて畑をつくるのでは なく、さまざまな植物や木々を一緒に植えて、森を再生しながら果実や野菜の収穫ができ ることです。さまざまな作物とともに森を育てられるため、長期的に同じ場所で生産を続け ていくことが可能になります。特に若い成長中の樹木は二酸化炭素をたくさん吸収するの で、温暖化の抑制効果が大いに望めるという利点もあります。 ドメーヌでは、温暖化によってブルゴーニュのブドウ畑の環境も従来とは大きく変化してき たため、2020 年の春に植樹したシャルドネの区画を含め、新しく植樹する区画に関しては 全て、畝の間は 2.2 メートルの間隔をあけ、植樹比率を 1 ヘクタール当たり 4,500 本にしま す。これは、畝の間に生やすカバークロップを増やすことと、風通しを良くすることによって、熱 や冷気、湿気がこもらない畑にし、熱によるブドウへの被害や霜害、病害のリスクを低減さ せるという狙いがあります。

