タナを友人より購入9月に収穫後プレスし数種類のセメントタンクで7ヶ月発酵・熟成し瓶詰め。綺麗なルビーピンク、佐藤錦やプラム、ストロベリーの香り、甘いベリーやフローラルなアロマ、バランスの良い味わいに果実味の甘さが拡がっていき、アフターにもそのまま豊かな果実感が続きます。
フランツ・ソーモン ヴァン ド フランツ ロゼ【ロゼ】品種:タナ
ロワール地方トゥールから東側にロワール河とシェール河の間に広がるACモンル イは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から甘口までの白ワインを生産し ております。M.Jacky BLOTの出現から始まり、今は亡きStephane Cossaisをは じめ色んな生産者がこのACの認知度を高めてきました。フランツ・ソーモンは2002年からワイン造りを始めた醸造家で、今ではDomaine だけの生産量では足りなく2009年からネゴシアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しております。 無農薬の農法に興味が有り、シュナンブランに挑戦したいとモンルイを選びまし た。畑で無農薬の仕事はきりがありません。彼の畑は4haですが、オーナーが無 農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事がエンドレスな状態で した。予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。1haを購入し、残り3ha は借りました。この3haも将来的に購入予定です。4haをたった1人で化学肥料 から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像頂けますでしょうか?本当に 朝から晩まで畑とにらめっこです。このように沢山のエネルギーを頂いた畑から取 れたブドウは格別です。彼の畑は毎年毎年、質が向上しております。 久しぶりに彼のモンルイを飲んだら、2002年当時のワインより、グッとグッと洗礼された素晴らしいワインになっております。私の中ではいつまでも若きフ ランツが印象的ですが、今ではもう大御所の仲間入り、Gregory Leclear氏もフランツの所で見習いとして働いてたことがあり、若手醸造家を育てど んどん指導する立場に回っているのです。丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ醸造家。やはりこういうワインは是非リストに載せて頂きたいライン です。