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醸造:手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレスして野生酵母のみでタンクで自発的に
発酵。SO2 やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。メトッド・アンセストラルで、アル
コール発酵が完全に終了していないワインを、残糖を残して瓶詰めし、瓶内で完全にアル
コール発酵を終了させる。ア・ラ・ヴォレでデゴルジュマン。ドザージュはゼロ。SO2 は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、ドゴルジュマンの際に必要最小限のみ添加。
2023 ヴィンテージはトゥ-レーヌのビオの造り手ジュリアン・モローとヴァンサン・ルクレールからの買いブドウで醸造。収穫は 9/7~10。2022 年 9 月 18 日に瓶詰め。総生産量 3,580 本。2024年9月末にデゴルジュマン。ドザージュはゼロ。2024年10月時点の SO2トータルは 12mg/l。ガス圧 4.5 気圧。
~マリー・ロッシェ自身によるコメント~
『キュヴェの名前には二つの意味があります。一つは、常識的に世間に順応して生きる
人達よりも、より自由に人間らしく生きる若者を描いたベルトラン・ブリエ監督の同名の映
画へのオマージュです。もう一つは、文字通り「ワルツを踊る女性」という意味です。これはピチピチと跳ねるペットナットの泡が、まるでエチケットのイラストのようなワルツを踊っている女性を連想させてくれるからです。』

レ・ヴァルスーズ 2022 マリー・ロッシェ 【ロゼ/泡】品種:ガメィ100% ワルツを踊るようにはじける泡

SKU: 2329
¥4,290 通常価格
¥3,861セール価格
色、味わい: ロゼ 泡 辛口
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在庫なし
  • 2014 ヴィンテージを最後に⾧い歴史に幕を下ろしたクロ・ロッシュ・ブランシュは、数多くのナチュラルワインの造り手に大きな影響を
    与えてきました。また、クロ・ロッシュ・ブランシュの畑を引き継いで、ボワ・ルカ、ノエラ・モランタン、ローラン・サイヤール、ジュリアン・ピノーなどのドメーヌが次々と誕生していきました。そのクロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所を借りて、2018 年にナチュラルワインのミクロネゴスを立ち上げた女性がいます。パリから移住してきたMarie Rocher マリー・ロシェです。1978 年にパリで生まれたマリーは、16 歳の時にヴァランスの三ッ星レストラン『ピック』に両親と食事に行ってワインを試飲し、そこでワインに魅了されました。高校卒業後は、父の友人であったマルセル・ラピエールでのブドウ収穫に参加します。美しい秋の空と太陽の下、フランスや世界中から集まった様々な人達と寝食を共に過ごした1 ヶ月は、マリーにとって今も忘れることができない幸せな思い出となっています。その後、マリーは5 年間、毎年マルセルでのブドウ収穫に参加しました。2 年目からは収穫の責任者も任されていました。

    その時から、ワインはマリーにとって料理と同じArt de Vivre アール・ド・ヴィーヴル(暮らしの芸術=人生をより良く暮らすためのライフスタイル)となったのです。このラピエールでの経験からマリーはナチュラルワインを味わうことが自然な習慣となり、90 年台後半から2000 年にかけてパリでナチュラルワインを提供する店が増えてきた時期に、La Regarade ラ・レガラード、Camdeborde カムドボルド、Thierry Breton ティエリー・ブルトン、 Le Baratin ル・バラタン、Le Verre Volé. ル・ヴェール・ヴォレといった店に頻繁に通うようになりました。大学で地理学と都市計画を学んだマリーは、その後、フランス国外内の同分野の会社で10 年近く働いていました。
    2010 年も近くなった頃、マリーは自分の情熱のままに生きたいと考えるようになり、父と共に仕事をするようになりました。マリーの父ジャン・ポールは書籍の編集者で、マルセル・ラピエールと親交が深く、ジュール・ショーヴェのテイスティングの本などを出版していました。その関係で、マリーはフランス各地で行われるLes Vins du Coin やViniCircus やLaBeaujoloise といったナチュラルワインと本のサロンに参加するようになったのです。そこで数多くのナチュラウワインを味わって味覚を鍛えていきました。
    また、並行して天然酵母によるパン作りも学びました。パン作り好きで知られるピエール・オヴェルノワは家族ぐるみの友人で、マリーがジュラのオヴェルノワの家の近くのブーランジェール(パン職人)の下に滞在していた時には、オヴェルノワと一緒にいくつかのパンを作ったそうです。
    2015 年9 月からはロワールのレ・カプリアード、エルヴェ・ヴイルマード、ミカエル・ブージュで醸造を経験。翌年にはパリからロワールに移住して、アンボワーズのビオロジックワインの学校に入学。並行して、ブリュノ・アリオンのドメーヌで栽培と醸造を学びました。そして、2018年、クロ・ロッシュ・ブランシュの元醸造所を借りて、ミクロネゴスを立ち上げたのです。2020年7 月に隣村のPouillé プイエに醸造所を移しましたが、クロ・ロッシュ・ブランシュのディディ
    エ・バルイエとカトリーヌ・ルッソルは今も醸造面でマリーの手助けをしてくれています。

    マリー・ロシェは、自分が美味しいと思うワインを造りたいと考えています。それは畑とブドウに由来する自然なアロマを備えた、味覚を心地良く刺激してくるワイン。そして、美食的なマティエールと柔らかさを備え、味覚の喜びと詩的な趣きが溢れるアール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)なワインです。そのようなワインを造るためには、彼女自身がそのテロワールと畑仕事のクオリティを知っているビオやビオディナミで栽培された造り手のブドウを収穫して醸造する必要があります。マリーは以下のような哲学を大切にしながらナチュラルワイン造りをしています。
     ブドウの質と野生酵母、醸造での入念な仕事に立脚し、可能な限りナチュラルに醸造を行う小規模な生産量のミクロネゴスであり続ける。
     自然なアロマを備えた食材と、アール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)の喜びに対する情熱を持った女性としての経験によるインスピレーションを大切にする。
     自身が出版した、ジュール・ショーヴェや、人間と環境に敬意を払いながら仕事をしているアルティザン(職人)の知識やノウハウを扱った本の内容と調和が取れたワインを醸造する。
     ワインと詩情(ポエジー)を結び付ける。文筆や出版の仕事によってワインを育む時間とともに、ワインに詩情を与えること。

    現在、マリー・ロシェのワインは、スウェーデン、ベルギー、アメリカ、韓国などに輸出されています。イタリアやオーストリア、カナダにも輸出される見通しです。マリーの母はテレビ朝日のパリ支局でジャーナリストとして働いていたそうです。このため、マリーも日本文化に強い関心をもっています。今回、日本へワインを輸出ができるようになったことをマリーはとても喜んでいます。

※20歳未満の方へは、酒類販売を行いません。

© 2019 by カーヴ ド サンシビリテ

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