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梨、白桃、アカシアの花の香りがとても繊細に現れ出る。口に含むとボリューム感がありパワフル。酸によって格調高くなっている。バターのような余韻が心地良い。シャロネ―ズでも北部で酸もミネラルも楽しめる。シャンパーニュのものと同型の木製垂直式圧搾機によるやさしいプレスでふくよかな味わい

リュリー プルミエ クリュ メ カイエ ブラン モノポール 2020 エリック・ド・シュルマン【白】Gv:シャルドネ シュルマン単独所有の1級畑

SKU: 2935
¥7,370 通常価格
¥6,633セール価格
色、味わい: 白 辛口
  • ルフレーヴ家と血縁関係にあるモンテリーの名家

    ブルゴーニュらしいモザイク瓦の屋根を持つ瀟洒な城館、シャトー・ド・モンテリー。1722年にモンテリーの領地を手に入れたフランソワ・フロマジョの娘と、その夫、フランソワ・ブリュネ・ダントゥイユによって1746年に建てられた。それから160年近く後の1903年に、この城館を相続したのがアルベール・ド・シュルマン。現当主、エリック・ド・シュルマンの曽祖父にあたる。

    エリックの母がピュリニー・モンラッシェのルフレーヴ家出身なことから、日本には故アンヌ・クロード・ルフレーヴによるネゴシアンブランド「CLAC」の1アイテムとして一足先に紹介されたドメーヌ・エリック・ド・シュルマン。お膝元のモンテリーに5.5ヘクタール、コート・シャロネーズのリュリーに5ヘクタールのブドウ畑を所有する。アンヌ・クロードの親類だけに、ブドウ栽培は96年からビオディナミ。2000年に申請し、2003年にエコセール=ABの認証を取得した。

    白ワインの醸造では、シャンパーニュのものと同型の木製垂直式圧搾機によるプレスが特徴。空気圧式を使用していた時期もあったが、思い通りのコントロールが出来ず、ゆっくり優しく搾汁可能な垂直式を2000年から再度導入したという。

    赤ワインの醸造も伝統的で、木製発酵槽にこだわる。その理由はステンレスタンクやコンクリートタンクと比べ、自生酵母が住みつきやすいためで、市販の培養酵母に頼る必要はまったくないという。原則的に完全除梗だが、ヴィンテージによっては最大30パーセントまで全房。発酵が始まったら日に2回のピジャージュをするのみだ。熟成には近年、35~70ヘクトリットルの大樽を導入し、一部を大樽、一部を小樽で熟成させている。樽熟成期間は白で15ヶ月、赤で18~20ヶ月と比較的長い。

    出来上がる赤ワインはモンテリーらしいチャーミングな果実味に、緻密なタンニンとピュアな酸味を伴う。リュリーの白もバランスのとれた、柔らかな果実味が素直で心地よい。

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