シャルドネの畑はアスティ県のニッツァ モンフェッラートにあります。畑の標高は300m、南東向き、石灰質土壌です。植密度は5,000本/ha、仕立てはグイヨです。収穫は9月下旬に行います。プレスした後、全体の70%をステンレスタンクで発酵、熟成させ、残りの30%は、樽(アメリカンオークの新樽)で発酵、樽熟成させたものをブレンドしています。ブレンド後、2ヶ月ステンレスタンクで落ち着かせた後、ボトリングします。クリーンな柑橘系の果実のアロマと樽由来のバニラやスモーキーなアロマが素晴らしく調和しています。口当たりは非常にしやなかで、かすかにクリーミーで、長い余韻が感じられます。
エクセルシウス ピエモンテ シャルドネ 2022 ロベルト サロット 【白】Gv:シャルドネ まるで桃をかじったような果実味満点
ロベルトはワインスクールを卒業してから父を手伝ってきましたが、その後年間生産量6,500万本というピエモンテの大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。同時にガヴィにある生産者組合のジェネラル マネージャーとしても活躍しました。現在はそれらを辞し、自身の畑を所有、質の高いワイン造りを行なっています。さらに6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のワインメーカーを務めています。またワインに含まれている200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。ロベルトが最優先で注意を払うのは畑です。自然の生態系を守りながら、化学的なものは減らしていくことで、いつかゼロにしたいと考えています。契約農家にも同様の指示をしています。収穫は2004年から、ほぼ同じ人に頼んでいます。ガヴィ、バローロ、自宅のあるネヴィーリエの3ヶ所にセラーがあります。温度コントロール装置付き発酵タンク、甘口ワイン貯蔵用の温度調節付きタンク、ニューマティックプレス、バキュームフィルター、連続式フィルター、マイクロフィルトレーション装置を備えた2,000本/時間の瓶詰めが可能なボトリングラインなどがあります。特徴は長い発酵にあり、3~4ヶ月もかけます。その間、死んだ酵母が沈んでいて、ワインにミネラルを与えます。また、長い低温発酵のため、自然のCO2がワインに溶け込み、長くフレッシュさを保つことが出来ます。ロベルトは、クリュによる違いと考えています。どちらもネッビオーロにとって最適な土地だからです。「ルカ マローニ ベストワイン年鑑」の99点満点を、3つのキュヴェで同時に獲得した唯一の生産者